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和歌山出身の備前焼作家・藤田祥さんが個展 3年ぶり地元開催に笑顔

「地層茶碗」を手にする陶芸家の藤田祥さん

「地層茶碗」を手にする陶芸家の藤田祥さん

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 備前焼作家・藤田祥さんの個展「備前 藤田祥 陶展」が現在、「Ms(エムズ)ギャラリー12番丁」(和歌山市十二番丁)で開催されている。

「Msギャラリー12番丁」に並べられた藤田祥さんの備前焼作品

 藤田さんは和歌山市出身。和歌山市の陶芸家・川崎泰明さん、中村実さんの指導の下、18歳で陶芸の道に入った。1998(平成10)年から岡山県備前市で修業を積み、2004(平成16)年に独立。現在は備前市に窯と共同ギャラリー「BIZEN gallery Kai(備前ギャラリーカイ)」を構え、アメリカ、フランス、台湾など海外での展示や講演も行う。

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 3年ぶりの和歌山開催となる同展。彩色のために釉薬(ゆうやく)を使わず、備前の土が炎で変化する色合いを生かした茶わんや花器、急須、ティーカップ、酒器、皿などを展示・販売する。期間中、藤田さんが在廊する。

 藤田さんは「コロナ禍で展示会や海外での活動が中止になり、ウェブサイトでの販売にも力を入れてきた。やはり、器には直接触れて、備前の土のぬくもりを感じてほしい。マスク越しにはなるが、皆さんと話して、笑顔を見るのが楽しみ」と話す。「今回は特に4種の土の層をそのまま使った『地層茶碗(ちゃわん)』や見る角度で色が変わる『彩(さい)備前』など、3年前にはなかった器を手に取ってほしい。和歌山にはデビュー当時から見てくれている人が多いので、定期的に作品を見てもらえる機会をつくりたい」とも。

 開催時間は11時~19時。12月27日まで。火曜休廊。