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和歌山・新宮城を「オンライン城攻め」 オリジナル御城印や名産品発送も

丹鶴城公園として整備された新宮城跡

丹鶴城公園として整備された新宮城跡

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 新宮城の魅力や見どころを紹介するオンラインイベント「オンライン城攻め」が3月21日、開催される。主催は新宮市商工観光課と新宮市観光協会で構成する「新宮市観光地魅力アップ協議会」。

新宮城の御城印(通常版)

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 同イベントは、ウェブ会議サービスを使い、ガイドが新宮城跡の案内を行う。事前申し込みした参加者には、イベント限定の「御城印」や同市の名産品を送る。当初、定員を30人に設定したが、全国各地から申し込みがあり、50人に増員した。

 新宮城は別名「丹鶴(たんかく)城」と呼ばれ、浅野忠吉が1601(慶長6)年に築城工事に着手。その後、徳川家康の従兄弟で紀州藩新宮領の初代領主・水野重仲が工事を続け、1633(寛永10)年に完成した。明治の廃城令により天守などは取り壊され、石垣が残っている。「続日本100名城」に選出された。現在は丹鶴城公園として整備されている。

 ガイドは同城を研究する新宮高校の元教員・小渕伸二さん。ツアーでは、特徴的な石垣や天守などの再現図、模型の写真などを使い、実際に新宮城跡を歩いてガイドする。

 同イベントを共催する「ノットワールド」(東京都)の鹿島由香さんは「『オンライン城攻め』は城郭ファンが城を訪れることを『城攻め』と呼ぶことに着目して名付けたもの。1時間で新宮城と新宮市の魅力を凝縮してお伝えするので、名産品とともに五感で楽しんでほしい」と話す。

 同市商工観光課の津越紀宏さんは「新宮城跡には江戸へ輸送していた備長炭の倉庫や港湾設備の跡も残っている。美しい石垣から、紀南の中心だった新宮城に思いをはせてもらえれば。熊野速玉大社などの世界遺産もあるので、ぜひ訪れてほしい」と話す。

 開催時間は13時~14時。参加費は1,980円~。申し込みは3月15日まで。

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