ジャイアントパンダの赤ちゃんの一般公開が3月12日、アドベンチャーワールド（西牟婁郡白浜町堅田、TEL 0570-06-4481）で始まった。

スタッフに抱きかかえられて現れた赤ちゃんパンダ

　赤ちゃんパンダは雌で、昨年11月22日、父パンダ「永明（えいめい）」と母パンダ「良浜（らうひん）」の間に誕生した。同園17頭目の赤ちゃんで、出生時の体重は157グラム、全長は20.5センチ。110日齢で6145グラム、74センチまで成長した。18日には名前を発表するセレモニーを行う。

　同園では、パンダは通常生後2カ月ごろから一般公開するが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため延期。人数や時間を制限する形で公開に踏み切った。観覧には、インターネットによる事前抽選または園内での当日発券で入手した「パンダの親子観覧整理券」（いずれも無料）が必要。当面は赤ちゃんパンダのみを公開する。約20人ずつ観覧エリアに入場し、4分ほどの観覧ができる。

　飼育スタッフの品川友花さんは「乳歯が生え始め、目がぱっちり開くようになり、顔立ちがかわいい。よちよちと歩いたり、これから成長するにつれ、木に登る練習をしたりしてかわいらしい。一番かわいい時に見てもらえないかもと心配したが、無事に公開を迎えられてうれしい。温かく見守っていただければ」と話す。「良浜と親子でじゃれる姿も見られる日を楽しみにしてほしい。ユーチューブに毎日投稿しているので動画でも見ていただければ」とも。

　開園時間は10時～17時。3月の休園日は3日、9日、10日、17日。入園料は、大人（18歳以上）＝4,800円、65歳以上＝4,300円、中人（12歳～17歳）＝3,800円、子ども（4歳～11歳）＝2,800円。