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和歌山で梅干し付録の本型土産「梅本」販売 6社10種の味、独自レシピも

(左から)「梅本」を手にする山岡社長と出縄食品関連事業部長

(左から)「梅本」を手にする山岡社長と出縄食品関連事業部長

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 土産品卸業の「エフティエンジニアリング」(和歌山市雑賀崎、TEL 073-419-3000)が3月20日、梅製品の付録が付いた本に模した土産物「梅本(うめほん)」の販売を始めた。

梅干しや甘露梅、梅のキャンディーなど梅を使った製品10種と14ページの冊子付き

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 同社は2013(平成25)年、フォークリフトや産業車両の販売・輸出などを行う会社として設立。顧客に梅干し製造者や食品製造業者が多く、その商品を仕入れ、県内外で販売しようと2015(平成27)年に食品関連事業部を立ち上げた。

 同商品は、コロナ禍で観光や土産品の売り上げが落ち込む中、これまでにない商品を開発し、和歌山県の梅をPRしたいと企画。同社と県内梅加工品メーカー6社が協力して製作した。辞書を模したパッケージの中には、6社10種の梅干しや梅を使った菓子と和歌山観光マップや世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」の紹介記事、梅を使ったレシピ、梅干しメーカーの紹介などを掲載した14ページの冊子をセットにした。

 山岡久泰社長は「昨年末から約1カ月間、クラウドファンディングサイトで支援を募ったところ、若い人たちが購入し、たくさんの応援コメントをいただいた。梅干しはなかなか食べる機会のない個包装のもので、それぞれ違う味付けを選んだので、お試しで食べ、好みの味を見つけてもらえたら」と話す。「書籍型で食べ物の付録が付いたものは珍しい。土産物店のほか書店など、土産物の枠を超えて販路を拡大したい。今後は酒など梅干し以外の和歌山県産品を使った付録本を作っていきたい」と意気込む。

 価格は1つ1,980円。同社オンラインショップのほか、キーノ和歌山(東蔵前丁)、休暇村加太(深山)、わかやま歴史館1階(一番丁)などで取り扱う。

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