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和歌山・みその商店街に若手作家のグラフィティアート 空き店舗壁面を活用

作品の前で(左から)作者の廣海さん、河合さん、アーウィンさん

作品の前で(左から)作者の廣海さん、河合さん、アーウィンさん

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 みその商店街(和歌山市美園町)にある空き店舗の壁面にグラフィティアートが出現し2カ月がたった。

作品完成直後の様子

 同作品は、みその商店街協同組合と和歌山駅前商店街振興組合が取り組むGOTO商店街事業「LINEでつながるみその・駅前わくわくフェスティバル」の一環。アート作品を壁やシャッターに約15点制作し、商店街をアーティスティックストリート化する企画。

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 GOTO商店街は中小企業庁が「地元」や「商店街」の良さを再認識するきっかけとなる取り組みを支援するもの。全国で532事業が採択され、うち和歌山県内は6事業。

 軽食店「グリーンコーナー」跡の黄色の壁にステンシルの技法で、白、黒、赤のラッカー塗料スプレーを使い、笑顔の子どもたちやクロサイ、宇宙飛行士、「グリーンコーナー」のキャラクター「グリンちゃん」、Uターン禁止のマークなどを描く。ほかにも「Alley cats(野良猫)」を描いた。

 作者の廣海脩平さんが、アートワーク責任者の一人・アーウィンさん、作家・河合ターキーさん、映像制作担当の平田涼さんらと描画した。制作期間は10日間ほど。

 廣海さんは和歌山在住の21歳。中学生から独学で絵を学び始め、働きながら創作を続け、関東地方のギャラリーを巡った。和歌山に戻り、2020年11月に「market wakayama(マーケットワカヤマ)」(卜半町)でグループ展「tsui(ツイ)」、12月に開催された空き店舗活用イベント「まちどり」などに出展した。

 廣海さんは「大きい作品なので、型を持つ人、スプレーを吹く人など分担しつつ、描く箇所も相談しながら協力した。完成してよかった。笑顔の子どもたちは商店街で見かける子どもたち、クロサイは希少になった商店街、宇宙飛行士は夢を表現している。次の世代がもっと自由に表現できる環境になるよう、自分たちが活躍していきたい」と話す。

 大阪出身の河合さんは同メンバーとシャッター用の壁画2点を担当。廣海さんと共作し、幸運を運ぶといわれる猫をモチーフにペンキやクレヨンなどさまざまな画材を用い、カラフルな作品を仕上げた。河合さんは「友人からアートを使った商店街のイベントがあると聞いて興味を持った。和歌山でアートを熱く語れる仲間ができ、街の盛り上げに一役担えてうれしい」と笑顔を見せる。

 アーウィンさんは「それぞれの才能や世代をつなげるハブの役割を果たし、カルチャーの交差点を作っていきたい。県外の人に魅力を感じてもらいアートを和歌山のブランドにしていきたい。才能のある人が和歌山に集まってくるようになれば」と話す。

 「LINEでつながる“みその・駅前わくわくフェスティバル」は現在、感染症対策の観点から開催を延期している。ほかのアート作品はイベント開始後公開する。

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