農産物直売所「どんどん広場」(有田川町庄、TEL 0737-52-6661)が5月2日、オープン20周年を迎えた。経営は、生産者29人が出資する農事組合法人「吉備農産物販売」。
同店は年間約720人の生産者が「有田みかん」などのかんきつ類やブドウ、イチゴなどの果物、ブドウサンショウ、トマトなどの野菜や花などを販売するファーマーズマーケット。ミカンの花からとれる「みかん蜂蜜」や郷土料理の「わさびずし」「なれずし」など加工品も扱う。売り場面積は120坪。
開店2年目から同店で働く北畑雅希店長は「例年11~12月の2カ月間で全国1万軒以上に『有田みかん』を届けている。よりおいしい状態でお客さまに届けられるよう品質管理にこだわり、生産者と密に連絡を取り合っている。耕作地のほとんどがミカンという特殊な地域なので、開店から数年間は野菜の販売が少なかった。生産者の努力のおかげで、今ではさまざまな野菜を作っていただけるようになり、現在は1年を通じてたくさんの商品が販売できるようになった。これからも地域の皆さまと共に歩み、発展できる店になれるよう努めていきたい」と意気込む。
営業時間は8時~17時30分。電話・メールからの注文で全国発送にも対応する。