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和歌山・すさみ町立エビとカニの水族館にケープペンギン 高齢の4羽が余生を過ごす

志摩マリンランドからやって来た4羽のケープペンギン

志摩マリンランドからやって来た4羽のケープペンギン

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 すさみ町立エビとカニの水族館(西牟婁郡すさみ町江住、TEL 0739-58-8007)で5月14日、ケープペンギン4羽の公開が始まった。

志摩マリンランドからやって来た最高齢29歳のケープペンギン

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 ペンギンは3月に閉館した「志摩マリンランド」(三重県志摩市)で飼育されていた。エビとカニの水族館は、マリンランドと飼育動物の交換などの交流があり、4羽を譲り受けた。同館でのペンギン展示は初めて。

 4羽はマリンランド生まれで、22歳~29歳の雄3羽と雌1羽。3羽がきょうだい、もう1羽はその叔父に当たるという。体長約70センチ、体重2.5キロ~3.5キロ。本館に隣接する「海の環境学習館」を改修し、プールを備えたペンギン飼育施設を用意。11日に受け入れが完了した。

 平井厚志館長は「本館の移転から5年がたち、より多くの生物を観察できるよう、魅力を高めていきたいと考えていた。4羽とも高齢だが、引っ越し後も餌をしっかり食べて元気に過ごしている。ケープペンギンの飼育下での寿命は30歳前後だが、一羽一羽きめ細かなケアを行い、のんびり過ごしてもらいたい」と話す。「人に慣れているので、近くまで寄ってきてくれる。じっくり観察してほしい」とも。

 開館時間は9時~17時。入館料は、一般=800円、小中学生=500円、幼児(3歳以上)=300円。

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