あら川第一桃生産組合(紀の川市桃山町元)の運営するモモ直売所が6月16日、今季営業を始めた。
紀の川市はモモの栽培面積が県内1位。中でも「あら川の桃」で知られる桃山町は、江戸時代からモモの栽培が続いている。2003(平成15)年設立の同組合は、27の生産者で構成。2つの直売所でモモを販売する。
同組合では糖度センサーと形状計測センサーを用い、糖度や熟度、サイズを選別し、質の高い「秀品」を贈答用として化粧箱で販売。家庭用は「茶箱」と呼び、安価に販売する。
今年はモモの収穫が早く、昨年より4日早い営業開始となった。店頭には現在、「はなよめ」「日川白鳳」の2品種が並ぶ。今後は「桃山白鳳」「八幡白鳳」「白鳳」「清水白桃」「川中島白桃」が並ぶという。
価格は、日川白鳳の茶箱(10~11個)=1,900円、優品(9~11個)=3,900円、秀品=3,200~8,000円など。
第一直売所の湯川恵子店長は「農家が集まり、出荷するためいつでも新鮮なモモを販売できる。毎日開店時は行列ができるので、整理券を配るなど、混雑緩和にご協力いただいている。手間暇かけて1年間育ててきたモモがやっと店頭に並ぶので、おいしく食べてもらいたい」と話す。
営業時間は9時~15時。8月中旬まで。
※「秀品」の記述を修正・追記しました。(2021年6月19日 12時00分)