「和食かわぐち」(有田川町西丹生図)が7月21日、有田川町役場吉備庁舎近くにオープンした。
店主の川口晃司さんは同町出身の38歳。調理師専門学校を卒業後、大阪の和食料理店で店長を務めるなど16年間修業し、2019年にUターン。町内の和食料理店での勤務を経て、開業した。店舗面積は約20坪。席数はカウンター5席、テーブル6席、掘りごたつ席6席。
メニューは懐石料理のコース(3,500円、4,500円、6,000円)を中心に、季節の料理を単品提供する。8月からは前日までの予約制でランチ懐石3コース(1,500円、2,200円、3,500円)の提供を始める。器は和歌山出身の陶芸家・平岡仁さんの備前焼を多く使う。
川口さんは「懐石料理を身近に感じてほしい。『季節の八寸盛り』で提供した小さなスイカを模した料理は好評で、たくさんのお客さまが写真を撮ってくれた。器との相乗効果で目でも季節感を楽しんでいただけたら」と話す。「お客さまに愛され、顔を見に立ち寄ってもらえるような息の長い店にしていきたい。いずれは定休日に、なれずしといった郷土料理やパスタなど、ジャンルを超えた料理教室やイベントを開きたい」と意気込む。
営業時間は16時~22時。日曜定休。