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和歌山・有田川町で「手塚治虫×鳥獣戯画スタンプラリー」 時代を超えた縁で企画

スタンプラリーへの参加を呼び掛ける高垣さん

スタンプラリーへの参加を呼び掛ける高垣さん

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 明恵上人(みょうえしょうにん)ゆかりの地などを巡る「手塚治虫×鳥獣戯画スタンプラリー」が8月1日、有田川町で始まった。主催は有田川町「アニメの世界とボクらの未来プロジェクト」協議会。

「鳥獣ギガEAT」メニューの「うさぎカレー」(食事処 鈴明)

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 「日本最古の漫画」ともいわれる鳥獣戯画が伝わる高山寺(京都市右京区)を開いた僧・明恵上人が有田川町出身であることから、同協議会は昨年「鳥獣戯画プロジェクト」を始動。アニメ・漫画文化の振興を図るため、漫画家や声優による体験講座を小中学生向けに開いている。

 スタンプラリーは漫画家・手塚治虫がオマージュ作品を描くなど、鳥獣戯画に親しみを持っていたことにちなみ企画。参加者にはコースに応じ、鉄腕アトム、ブラックジャックなど、手塚治虫作品のオリジナルステッカーを進呈する。3コース全てのスタンプを集めると同町特産品が当たる抽選に応募できる。

 期間中、飲食店が特別メニューを提供する「鳥獣ギガEAT」を同時開催。参加店では、鳥獣戯画にちなんだギガ盛りやウサギをモチーフにしたメニューなどを提供する。そのほか、ふるさと納税の礼状も同企画にコラボしたデザインに変わる。

 同協議会事務局の高垣信吾さんは「スタンプラリーで手塚先生のキャラクターや鳥獣戯画のかわいい動物と巡る旅を楽しみながら、有田川町や明恵上人について知ってもらえれば」と話す。「明恵上人を起点に鳥獣戯画や手塚治虫作品と時代を超えた縁があっての企画。個々には有名なものだが、つながりにも思いはせ、楽しんでほしい」とも。

 12月31日まで。

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