和歌山県産のブドウサンショウを使った米菓「技のこだ割り ぶどう山椒(さんしょう)味」の販売が8月30日、全国のコンビニエンスストアなどで始まった。販売は亀田製菓(新潟県)。
産地紹介ページにアクセスできるQRコードを掲載したパッケージ
和歌山県が推進する県産ブランドの価値向上と県産食材の認知度向上の一環で生まれたコラボ商品。亀田製菓と和歌山県の共同開発でブドウサンショウを扱った商品の販売は2013(平成25)年の「柿の種 ぶどう山椒味」から始まり、今回で5回目。和歌山県は全国のサンショウ生産量の約6割を占める生産地。ブドウサンショウは、有田川町遠井(とい)地区が発祥の地とされ、ブドウの房のように集まり緑色の実を結ぶ。
同商品は、米菓「技のこだ割り」の風味付けにブドウサンショウを使用。パッケージ表面に「和歌山県協働開発商品PR」マークをあしらう。裏面には、産地の風土や栽培方法などを掲載した「わかやま産品テロワール」のブドウサンショウを紹介するホームページにアクセスできるQRコードを載せる。
県食品流通課の稲葉有里さんは「『ぶどう山椒味』は消費者からの評判がよいので令和2年に続き、販売となった。おやつにもおつまみにもお薦め。今回初めてパッケージにQRコードを載せてもらい、産地をPRする。ブドウサンショウの栽培や生産方法などを紹介している。食べて、読んで、和歌山のことを知ってもらえたら」と話す。
45グラム入り。価格は130円前後。販売は12月中旬まで。