「ガイドと行く、新宮市内観光名所めぐりバスツアー」のモニターツアーが現在、催行されている。企画運営は熊野御坊南海バス(新宮市徐福2)と新宮市観光協会。
同市内の世界遺産などの観光スポットのガイドと交通手段をセットにした観光モデルプランを作成し、観光地としての魅力を高める目的で催行。参加者には参加費と同額の新宮商工会議所共通商品券を配布する。同社ホームページでは「実質無料のバスツアー」として紹介している。
ツアーには、同協会所属の観光ガイドが同行し、各所の歴史的背景や見どころなどを紹介する、3時間30分のコース。9時発・13時30分発の1日2回で、定員は各回20人。同社前発着で、王子ヶ浜、神倉神社、熊野速玉大社、新宮城跡、阿須賀神社を巡る。神倉神社では毎年2月6日に行われる「お燈まつり」で上り子が駆け下りる538段の石段を上がる。
昨年12月29日に参加した新宮市出身で京都市在住の男性は「よく知った場所だがツアーに参加して初めて知ることが多く、驚いた。将来は新宮に戻り、地元を知る意味や歴史を子ども達に伝えていきたい」と話す。
同観光協会の岡本紫さんは「熊野三山などのバスツアーはあったが、新宮市内の歴史的遺産を巡るツアーは無かった。今回のモニターツアーの結果を見て、今後も地元密着のツアーを企画していきたい。県内外の人はもとより地元の人にも参加してもらえれば」と呼び掛ける。
2月13日まで。参加費は中学生以上=2,000円、小学生=1,000円、未就学児無料。申し込みは同社ホームページで受け付ける。