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紀伊田辺~新宮駅間で「きのくにサイクルトレイン」を通年実施

「きのくにサイクルトレイン」の乗車を実演するすさみ町職員

「きのくにサイクルトレイン」の乗車を実演するすさみ町職員

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 JRきのくに線の紀伊田辺駅・新宮駅間で12月1日、自転車をそのまま列車内に持ち込める「きのくにサイクルトレイン」の通年実施が始まった。

自転車の固定を実演するすさみ町職員

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 自転車は通常、解体するか折り畳んで専用の袋に入れることで、手回り品料金なしで列車内に持ち込める。同施策は紀伊田辺~新宮間の29駅で、自転車をゴムなどで固定することを条件に、折り畳まずに列車に載せられる取り組み。予約や追加料金は不要。9月1日から11月30日まで実証実験を行い、通年実施に至った。日中の乗客が少ない同区間の利用客増を見込む。

 同社の発表によると、実証実験期間中の利用者数は1250人。1日の最大利用者数は60人。半数以上が和歌山県在住者で、サイクリング目的の乗客が多い。「何回も組み立てたり収納したりしなくてよいので、駅から宿泊先までの移動が楽になった」「1泊2日の利用などで、帰りを考えず距離やルートを選べるので助かる」など、継続を望む声が多く寄せられたという。

 実証実験中は利用時間を平日9時から17時に限定したが、通年実施に当たり9時から終電までに変更。混雑する時間帯やエレベーターの有無などを示した時刻表を掲示し、利用者増加と周知を図る。

 同社和歌山支社副支社長の松田彰久さんは「予約や追加料金不要で自転車を収納せずに列車に載せられる取り組みは全国でも珍しい。和歌山県が整備するサイクリングロードとの相性も良い。ショッピングや通勤など、たくさんの人に利用してほしい」と話す。

 紀伊田辺駅から家族連れでサイクルトレインを利用した女性は「新聞で知り、初めて利用した。子どもがサイクリング好きなので串本まで行く」と笑顔を見せていた。

 利用時間は、平日=9時~終電、土曜・休日=終日。2022年12月31日まで。

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