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和歌山のあらぎ島が「つなぐ棚田遺産」に 県内8地区の認定で

つなぐ棚田遺産に選出された「上湯・あらぎ島」

つなぐ棚田遺産に選出された「上湯・あらぎ島」

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 有田川町の上湯・あらぎ島(有田川町清水)など和歌山県内8地区が2月14日、農林水産大臣が認定する「つなぐ棚田遺産」に選定された。

ヒガンバナでも知られる有田川町・久野原の棚田

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 「つなぐ棚田遺産」は農林水産省が認定。1999(平成11)年に認定した「日本の棚田百選」に加え、棚田地域の活性化や棚田の理解促進を目的に改めて優良な棚田を認定する取り組みで、全国の市町村が推薦する271地区を認定した。

 県内で認定されたのは、上湯・あらぎ島、沼の棚田・段々畑、久野原の棚田、沼谷「天空の棚田」、杉野原の棚田(以上有田川町)、中田の棚田(紀美野町)、芋谷の棚田(橋本市)、色川の棚田群(那智勝浦町)の8地区。

 中山正隆有田川町長は「昨年の日本農業遺産に続いての認定で、うれしい。四季折々に姿を変える棚田の風景を楽しんでもらえれば」と話す。「棚田のある清水地域はカフェや温泉、古民家宿など観光地が多い。今夏にはグランピング施設もオープンする予定なのでぜひ訪れてほしい」と呼びかける。

 認定を記念し、和歌山県アンテナショップ「わかやま紀州館」(東京都)に「つなぐ棚田遺産」を紹介する特設コーナーを開設する。3月末まで。

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