和歌山城公園(和歌山市一番丁)のツツジが現在、来場者の目を楽しませている。
1974(昭和49)年、和歌山市の緑化審議会が市民からの応募を基に、ツツジを「和歌山市の花」に選定。市観光協会では2018(平成30)年度まで観光キャンペーンスタッフの名称をツツジの英語名「アゼリア」とするなど、市の広報に取り入れる。
同園の南の空堀には約8000本のヒラドツツジ、西の丸広場の北側には5月中旬に開花するキリシマツツジなどを植える。
カメラを手にした70代男性は「毎年花が咲くのを楽しみにしている。満開までもう少しかな」と笑顔を見せる。
和歌山城整備企画課の小西昌太郎さんは「暖かくなり、先週ごろから徐々に咲き始めた。例年の見頃は4月末から5月初旬。ゴールデンウイーク前半まで楽しめる」と話す。「今はボタンの花も見られる。ぜひ春の散策を楽しんでほしい」とも。