海南の酒造会社「中野BC」（海南市藤白、TEL 073-482-1234）が「富士白蒸留所飲み比べセット」の販売を始めて1カ月がたった。

和歌山素材を使ったクラフトジン2種

　クラフトジンとスピリッツが飲み比べられるようセットにした同商品。蒸留酒ブランド「富士白蒸留所」シリーズのクラフトジン2種とクラフトスピリッツ1種の180ミリリットルボトルをセットにした。価格は、ジン2種の2本入り＝2,640円、スピリッツを加えた3本入り＝3,960円。

　「富士白蒸留所」シリーズは、地元特産品を原料に使う蒸留酒。コウヤマキやウンシュウミカンの皮、レモンの皮、サンショウの種を使った「槙ーKOZUEー」、スギやヒノキを使った「香立ーKODACHIー」の2種のクラフトジン。南高梅を使った梅酒原酒を蒸留したクラフトスピリッツ「香雪ーKAYUKIー」をラインアップする。

　同社広報担当者の小川真生さんは「ジンは甘みがないので料理との相性がよく、食事中のドリンクとしてもお薦め。少量サイズのセットなので、初心者も気軽に試してもらえれば」と話す。「クラフトジンは、地域の特産物を使うなど全国各地で特徴があり、プレゼントや手土産、贈答品にも向いている。父の日の贈り物にも使ってもらえたら」とも。

　同社敷地内の売店「長久庵」、オンラインショップで販売する。