和歌山城公園動物園(和歌山市一番丁)のツキノワグマ「ベニー」に7月23日、スイカの器に果物などを盛り合わせたスイカパフェが贈られた。
ベニーは1994(平成6)年に来園した推定年齢29歳の雌のツキノワグマ。2015(平成27)年に行われた第1回動物園長選挙で同園初の「動物の園長」に選ばれた。
当日は二十四節気の「大暑」。和歌山市内の最高気温は31度の夏日になった。中身をくりぬいた小玉スイカに、凍らせたモモやクマ用ペレットを盛り合わせたパフェを与えられたベニーは、好物のモモを食べ、涼を楽しむように凍ったペレットなどをかじる姿を見せた。
来園者は「おいしそう」「いいものもらったね」と声をかけた。
飼育員の西出尚輝さんは「高齢で心配だが、暑さに負けず健康に過ごしてほしい。元気に過ごすベニーに会いに来てほしい」と話す。「ほかにも童話園から水禽園に引っ越したエミューが、伸び伸びと生活している。暑い中ほかの動物たちも元気にしているので、会いに来て」と呼びかける。
開園時間は9時~17時。火曜休園。入園無料。