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和歌山駅前のホテルで「高野ねぶた」展示 祭りばやしで「青葉まつり」演出

ホテルグランヴィア和歌山のロビーに展示されている「高野ねぶた」

ホテルグランヴィア和歌山のロビーに展示されている「高野ねぶた」

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 高野山の恒例行事「青葉まつり」で披露される「高野ねぶた」が現在、「ホテルグランヴィア和歌山」(和歌山市友田町5)のロビーで展示されている。

ホテルグランヴィア和歌山で展示する盆踊り姿の「こうやくん」の「高野ねぶた」

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 高野山真言宗の開祖・弘法大師空海の降誕(こうたん)を祝う6月15日に合わせて開く同祭。1987(昭和62)年からは前夜祭で「奉燈行列」と呼ばれる「高野ねぶた」の町内引き回しを行う。新型コロナウイルスの影響で今年6月、3年ぶりに開催した。

 同ホテルは、4月に35周年を迎え、ロビーに県内の伝統文化や物産、地域の取り組み等を紹介する展示スペースを新設。3月から九度山町にゆかりのある真田幸村の甲冑(かっちゅう)などを展示してきた。

 ねぶたは、高野町商工会青年部を中心に地域住民の手作り。高野山のご当地キャラクター「こうやくん」と「根本大塔」の2台のねぶたを展示する。こうやくんは、横幅約2メートルの盆踊り姿。ロビーでは青葉まつりと同じ祭りばやしを流す。

 同ホテル経営企画部の森星奈さんは「宿泊者からは『迫力があり、驚いた』という声があった。ライトアップと祭りばやしで、夏祭りの風情を味わってもらえれば」と話す。

 ねぶた点灯は18時。入場無料。8月31日まで。

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