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和歌山で写真展「変なハゼ展3」 トビハゼやムツゴロウの生体展示も

ハゼ研究者の池辺さん(ギャラリーカフェアクアで)

ハゼ研究者の池辺さん(ギャラリーカフェアクアで)

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 ハゼ研究者の池辺裕子さんによる写真展「変なハゼ展3 陸を歩くハゼ」が8月11日、「かまどの下の灰までgallery(以下、かま下)」(和歌山市万町)で始まる。

ジャンプするムツゴロウ(写真提供=池辺裕子さん)

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 池辺さんはこれまで、ハゼをモチーフに他のアーティストとの合同展「変なハゼ展1」(2021年)、「変なハゼ展2」(7日まで)をギャラリーカフェ「AQUA(アクア)」(満屋)で開催してきた。個展開催は今回が初めて。

 同展ではトビハゼ、オオトビハゼ、トカゲハゼ、ムツゴロウなど、約15点の写真の他、5~6種類のハゼやムツゴロウなどの生体展示を行う。会期中は池辺さんが在廊する。

 かま下は2020年10月に長年使われていなかった地下食堂を改修し開業。共に写真家の井上智象さんと岩瀬竜太さんが共同経営し、写真や絵画、現代アートなど45回の展示を開催した。同展を最後に移転のため閉廊する。

 井上さんは「写真と生き物という、一風変わった、でも楽しそうな展示で祭りのように、この場所での最後の展示を締めくくりたい」と話す。

 池辺さんは「子どものころからちょっと変わった動物に興味があり、大学在学時に研究室にいたトビハゼがかわいいと感じ、ハゼの研究者の道に進んだ。西表島に住んでいた2000(平成12)年ごろから写真も撮り始めた。今回の展示では和歌山県内や西表島、海外などで撮影したハゼの写真、諫早湾で撮影したムツゴロウなどを用意した。ハゼとの触れ合いを楽しんでほしい。質問も受け付けるので、夏休みの自由研究にもぜひ」と来場を呼びかける。

 開催時間は13時~20時(最終日のみ18時まで)。8月15日まで。

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