「あら川の桃」を使ったフルーツワイン「勹果(ほうか) 初しぼり(和歌山桃)」の販売が8月20日、始まった。製造・販売は「湯浅ワイナリー」(湯浅町栖原)。
2019年に石油事業者「TOA」(有田市初島町浜)が設立した同ワイナリー。ワインのほか、「和歌山の良さを伝えたい」と地元の果物を使ったリキュールの製造・販売にも取り組む。
勹果シリーズは、ミカンやモモ、ウメなどの県産果物の果汁と国産ブドウの巨峰で作ったワインを合わせたリキュール。全6種をラインアップする。「初しぼり」は、果物が旬を迎える時期限定で販売。
「勹果 初しぼり(和歌山桃)」は、紀の川市で今年収穫したモモ・清水白桃の果汁を国産の白ワインと合わせた。アルコール度数は7度。
同社の藤井涼世さんは「モモを使う勹果はシリーズの中でも特に好評。今年のモモは小ぶりながら良い出来で、例年より甘い。ジューシーながらスッキリとした甘さとモモの風味を味わってほしい」と話す。
価格は、180ミリリットル=660円、375ミリリットル=1,320円。各300本限定。同ワイナリーのほか、湯浅町の特産品を扱う「湯浅うまいもん蔵」(湯浅)、とれとれ市場(白浜町堅田)、同社オンラインショップで取り扱う。