有田川町の観光ブドウ園「有田巨峰村」(有田川町川口、TEL 0737-32-4484)で8月21日、同園のオープニングセレモニーが行われた。運営は有田落葉果樹生産組合。
同園は、ブドウ生産農家約20戸が参加する県内最大規模の観光ブドウ園。巨峰を中心に、ピオーネやシャインマスカット、ナシなども収穫できる。総耕作面積は約40ヘクタール。
オープニングセレモニー実施は2019年以来3年ぶり。当日は、仁坂吉伸和歌山県知事や中山正隆有田川町長があいさつした。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、恒例の餅まきは中止し、事前に小分けした餅や菓子などを来場者に配った。
今年は早い農園で8月3日から営業が始まり、21日には全ブドウ園が営業を始めた。山本隆幹組合長は「新型コロナの影響で高齢者や団体客、外国人観光客は減少したが、アウトドアブームで若い人が増えている。人の少ない山で楽しめるレジャーとして、都市部から訪れる人も多い」と話す。
「今年は雨が少なく、水やりには苦労したが、そのかいがあって甘い実が付いた。以前は9月に入ってから実に甘みがのってきたが、最近は暑さのせいか8月中には食べ頃を迎える木が多い。例年は9月下旬まで営業するが、今年は生育が早いので早めに来てもらえたら」と呼びかける。
開園時間は8時~18時。入園料は、中学生以上=800円、小学生以上=600円(以上、ブドウ350グラム付き)。