ものづくり体験型イベント「和歌山ものづくり文化祭」が11月5日・6日、和歌山城ホール(和歌山市七番丁)で開催される。主催は、ものづくりに関わる若手経営者らで構成する「和歌山オープンファクトリー推進委員会」。
職人がブースに立ち、ワークショップを行う同イベント。同推進委が、県内でものづくり事業者が生産現場の公開や体験を推進する取り組み「オープンファクトリー」を活性化させるため企画した。今年2月から準備を始め、7月に出展事業者を集め、初開催に向け準備を進めてきたという。
当日は、県北部から20社が集まり、計16ブースを出展する。深海産業(海南市阪井)のキッチンブラシ作り(880円)、「家具のあづま」(紀の川市名手市場)の桐箱作り(5,000円~)、三木理研工業(和歌山市栄谷)のスライム体験(1,000円)など。ステージではアーティスト「石田延命所」がライブコラージュを披露するほか、5日は2025年大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」が県内初登場する。
実行委員長を務める「菊井鋏製作所」(小雑賀)の菊井健一社長は「ワークショップ内容は、ものづくりを取り巻く環境や経営課題と向き合いながら練り上げた。イベントは一つのきっかけ。技術や製品に触れた来場者が文化に関心を持ったり産地を訪ねたりするアクションにつながれば。まずは会場で職人技に触れ、ものづくりの一端を感じてほしい」と呼びかける。
開催時間は10時~17時。入場無料。