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和歌山・海南で3年ぶり「紀州漆器まつり」 漆器の街をPR

「紀州漆器まつり」でにぎわう川端通り(2019年)

「紀州漆器まつり」でにぎわう川端通り(2019年)

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 第34回「紀州漆器まつり」が11月5日・6日、川端通り(海南市黒江)で開催される。 

ポスターを手に「紀州漆器まつり」をPRする小柳さん(後列)

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 地場産業の紀州漆器のイメージアップと漆器を育んだ黒江地区・海南市のPRを目的にする同祭り。2020年の第32回、2021年の第33回は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から中止したため、3年ぶりの開催となる。例年同時開催している「家庭用品まつり」は今年中止となった。

 当日は、川端通り一帯の約250メートルを歩行者天国にし、道路の北側で漆器卸売業者14社が18ブースで紀州漆器を即売、南側では観光協会や地元企業・団体が屋台を出す。「紀州漆器伝統産業会館うるわし館」(船尾)では、盆や弁当箱などへの「蒔絵(まきえ)体験」(1,500円~)を行う。6日には自動車模型「ミニ四駆」大会「紀州漆器CUP(カップ)」を開催する。

 そのほか会場周辺では、作品展や模擬店が出る「黒江公民館文化祭」、6日はたわしや木製スプーン作りなどの体験イベント「黒江るるる」や浄国寺の「蒔絵天井絵公開」が行われる。

 紀州漆器協同組合の小柳卓也事務局長は「2019年の第31回は、2日で4万人を超える人出があった。今年は県内外から『今年は開催されるのか』『ぜひ開催してほしい』などの問い合わせが多く寄せられている」と話す。「漆器まつりの存在が忘れられてしまわないよう、国の感染症対策の指針に従って、県内外と情報共有し、状況を見極めながら準備を進めてきた。参加団体からも来場者からも待望の声をいただいていたので、ぜひ成功させたい」と意気込む。

 開催時間は10時~16時。臨時駐車場は、会場周辺に約500台とJR海南駅近くのショッピングタウン・ココ跡地に約100台。JR海南駅と駐車場から無料シャトルバスを運行する。

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