「わかやま絵本大賞2023」の読者投票が12月1日、和歌山市・海南市・岩出市の書店で始まった。主催は一般財団法人「リビングソーシャルプロジェクト」(和歌山市湊本町1)。
今年で8回目となる同企画。1年間に出版された絵本から、出版社約100社が1冊ずつ推薦し、参加書店の店員が1次投票で上位10冊を選定。1月末までの2カ月間に来店客が2次投票を行い、大賞作品を決定する。
ノミネート作品は、「うみのハナ」(BL出版、すけのあずささん)、「しってるよ」(文研出版、たかだしんいちさん)、「ショートケーキになにのせる?」(PHP研究所、おおのこうへいさん)、「だいじょうぶかな いちねんせい」(ひかりのくに、作=くすのきしげのり、絵=うめだちづる)、「ねむたくないせんにん」(佼成出版社、作=ナカオマサトシさん、絵=服部美法さん)、「ノラネコぐんだん ラーメンやさん」(白泉社、工藤ノリコさん)、「バスにのるひ」(絵本塾出版、作=はせがわさとみさん、絵=nakabanさん)、「ひよこは にげます」(福音館書店、五味太郎さん)、「ヤマネのぼうやは ねむれない!?」(ひさかたチャイルド、作=ザビーネ・ボールマンさん、絵=ケルスティン・シェーネさん、訳=若松宣子さん)、「大ピンチずかん」(小学館、鈴木のりたけさん)。
和歌山リビング新聞社の三宅誠悟さんは「3年ぶりの開催をとても楽しみにしている。絵本を通じ、コロナ禍でいつもどこか緊張している心がホッとするような温かいイベント期間になれば」と話す。「今回は初の冬開催。冬休みや年末に普段は絵本を読まない大人も書店に足を運び、童心に返ってもらえたら」とも。
投票締め切りは1月31日。投票は、「アバンティブックセンター」(新生町)、和歌山市内の「宮脇書店」、和歌山・海南・岩出市内の「TSUTAYA WAY」「WAY書店」で受け付ける。大賞発表は2月23日。