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和歌山・海南の図書館で「読書通帳」運用開始 子どもに読書記録を

総合案内カウンター前に設置された「読書通帳機」と「読書通帳」

総合案内カウンター前に設置された「読書通帳機」と「読書通帳」

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 借りた本の図書名と著者名を印字する「読書通帳」が10月27日、市民交流施設「海南nobinos(ノビノス)」(海南市日方、TEL 073-483-8739)の図書館で始まった。

印字された「読書通帳」

 同通帳は、総合案内カウンター前に設置した通帳機に入れることで、図書館システムの貸出履歴から1カ月以内の図書を印字するもの。同機は、モニターの位置を低くし、操作画面を簡略化することで子どもの利用に対応した2020年発売の新型機。県内での導入は初めて。

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 同通帳の発行は300円(同市の中学生以下は無料)。同館ほか、下津図書館(下津町下津)でも利用できる。11月8日までに193冊を発行した。

 同館は、6月1日に開館。利用者は約30万人。約5万冊の絵本を所蔵し、読書のほか、自習やカード遊びなどのスペースを備え、市外からの利用者も多いという。

 2歳の娘の「読書通帳」を作った同市在住の女性は「今はまだ分からないと思うが、将来こんな絵本を読んで育ったと記録を残してあげたい」と話す。

 同市教育委員会生涯学習課の宇尾崇俊さんは「現在の図書館システムは、基本的には返却後は貸し出し履歴を保持しないので、『読書通帳』で記録を残してほしい。子どもも楽しく利用できる機械なので、読書意欲を高めるきっかけになれば」と期待を寄せる。