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和歌山・水軒堤防で早咲きのタイリョウザクラ見頃に

水軒堤防南側で見頃を迎えたタイリョウザクラ(2023年3月8日撮影)

水軒堤防南側で見頃を迎えたタイリョウザクラ(2023年3月8日撮影)

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 国史跡「水軒堤防」(和歌山市西浜)南側に植えられたタイリョウザクラが現在、満開で見頃を迎えている。

タイリョウザクラのアップ(2023年3月5日撮影)

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 2009(平成21)年から同地域でマツの植樹や清掃に取り組む「水軒の浜に松を植える会」(現・水軒堤防公園サポートクラブ)が、植樹してきた。現在は、タイリョウザクラを中心に、ジンダイアケボノ、ベニバナの3種類約60本が植えられ、サクラの名所となっている。

 タイリョウザクラは、花びらの色がサクラダイに似ていることから名付けられた桜で、同地域では2月末~3月上旬に開花する。見頃を迎えたタイリョウザクラ付近では、写真撮影を楽しむ人や花見を楽しむ人たちが見られた。

 近くに住む子連れの女性は「子どもが生まれてから毎年見に来ている。ソメイヨシノより早く咲くので、春を先取りした気分。ほかのサクラが咲くのも楽しみ」と笑顔を見せる。

 水軒堤防公園サポートクラブ代表の奥津尚宏さんは「タイリョウザクラが見頃を迎え、とてもきれい。今年の開花は例年より1週間ほど遅かった。次に咲く、ジンダイアケボノ、最後に咲くベニバナもきれいなのでぜひ足を運んでほしい。たくさんの人に楽しんでいただけるよう、第2・4土曜日にクリーン作戦を行い公園の美化に努めている。美しい景観を楽しんでもらえたら」と話す。

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