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和歌山・JR宮前駅近くの慶哉寺で「宮前国際音楽祭」 高校生が地域住民と運営

会場の慶哉寺の境内で「宮前国際音楽祭」への参加を呼びかける土井智司さん

会場の慶哉寺の境内で「宮前国際音楽祭」への参加を呼びかける土井智司さん

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 「宮前国際音楽祭」が4月23日、宮前駅近くの慶哉寺(和歌山市中島、TEL 073-471-0903)で開催される。

昨年の「宮前国際音楽祭」の様子

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 同イベントは「家から10分で体験できる国際交流」がコンセプト。和歌山県在住で海外にルーツを持つ人が自国の音楽を披露する。初開催の昨年は、和太鼓、朝鮮民族器楽演奏、ポーランド民謡、セネガルのサバールドラムなどが披露された。

 当日は、李薇さん(中国古典舞踊と唄)、ナリニトシュニワルさん(北インド古典舞踊)、かりゆし会(沖縄舞踊)、ぐりこゆうこ(唄三線)、琉風会(エイサー)、和歌山朝鮮初中級学校民族器楽部が演奏や踊りを披露する。民族の織物の端切れでしおりを作るワークショップも開く。

 実行委員長の土井智司さんは星林高校3年生。土井さんは「学校行事の海外研修が新型コロナウイルスのため中止になった。楽しみにしていたので、中止になり悔しく、身近で国際交流ができるイベントを企画した。言葉が分からないと壁ができるが、文化表現は伝わりやすい。音楽はその場で楽しんでもらえる。昨年の演者からは『民族音楽をみんなに知ってもらえてうれしい』と歓迎されて良かった」と話す。

 「音楽祭を開いて、他の民族への漠然としたイメージが変化した。これからはもっとさまざまな民族が混じり合っていく多様性のある社会になる。相手の文化を知ることで、言いたいことや意識が理解しやすくなる。取り組みを通じて、新しい視点が得られ、多様な考え方ができるようになった。もっと深めていきたい。たくさんの人に楽しみながら、多様な文化に触れてもらえれば」と呼びかける。

 開催時間は13時~15時。参加無料。雨天時は、「ビッグ愛」8階国際交流センターで開催する。

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