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和歌山・有田川町で「ぶどう山椒収穫レスキュー」 体験と食で産地体感を

参加を呼びかける白川さん(中央)と「しろにし」のメンバー

参加を呼びかける白川さん(中央)と「しろにし」のメンバー

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 有田川町清水地域でサンショウの収穫にボランティアで取り組んでもらう援農ワーケーション「ぶどう山椒(さんしょう)収穫レスキュー」が8月1日、スタートする。主催は一般社団法人しろにし(有田川町二川)。

大粒の実を付ける「ぶどう山椒」

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 取り組みでは、簡易宿所や社員寮、コワーキングスペースなどを備える移住就業支援拠点施設「しろにし」(同)に滞在し、最盛期を迎えるサンショウ収穫にボランティアとして無償で携わってもらう。受け入れるのは、東京からUターンをして就農した「きとら農園」の新田清信さん、大阪からUターンをして就農した篠畑雄介さん、ぶどう山椒発祥の地・遠井(とい)の再興を目指す「project_toi」主宰の白藤勝俊さんの3農家。しろにしでは、到着日の夕食から翌日の昼食までの3食付き宿泊プラン(8,800円)を用意。日帰りなどでの収穫のみの参加も受け付ける。

 同町は全国有数のサンショウの産地。天保時代に同地域で発見された「ぶどう山椒」を中心に栽培する。同種はその名の通りブドウの房のように成り、大粒で緑色の実を付ける。

 しろにしの白川晶也さんは「生産者から『今年は豊作で収穫しきれるかどうか分からない』という声があり、収穫ボランティアを募ることにした。『ぶどう山椒』の本場をぜひ体感してほしい」と呼びかける。「弁当にはサンショウ料理も提供したい。収穫や食を通して産地を知ってもらえたら」とも。

 現在、先着順で参加者を募集している。ワーケーションは8月19日まで。

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