「Kisssh-Kissssssh(きしゅーきしゅー)映画祭2023」が10月7日・8日、北ぶらくり丁商店街と本町公園(和歌山市北桶屋丁)で開催される。
2013(平成25)年に和歌山市加太で始まった同映画祭。往年の名作映画や自主制作映画の上映、トークショー、展示のほか、夜は野外特設スクリーン上映を行う。2020年と2021年は本町公園、2022年は印南漁港で開催した。
上映作品は、ある中学校の1クラスに密着するドキュメンタリー「14歳の栞(しおり)」、1970年代に映画製作に情熱を注ぐ高校生たちを描く「single8」、引きこもりの男性が親友の相談をきっかけに不思議な旅に出る「よっす、おまたせ、じゃあまたね。」、フランス映画「女っ気なし」「やさしい人」など。そのほか、全国から集まった約120作品から入選した5本の自主制作映画「インディペンデント映画入賞作品」、展示やトークセッションなどを行う。
野外上映作品は、7日=現在全国上映中の「リバー、流れないでよ」「さよならエリュマントス」、8日=インディペンデント映画コンペティションのグランプリ作品とギョーム・ブラック監督のフランス映画「みんなのヴァカンス」。
実行委員長の小川貴央さんは「新たな上映会場、北ぶらくり丁のミニシアターやコワーキングスペースなどでは、会場の雰囲気に合わせた作品を選んだ。本町公園は街中だが、緑が多く、空が広い。夜は星が見えると好評。秋風を感じながら、映画鑑賞を楽しんでもらえたら」と話す。「インディペンデント作品の選定にとても悩んだ。どれも本当に素晴らしい作品ばかり。実行委員で何度も話し合い、5つを選んだ。ここでしか見られない作品もある。商店街で無料で見られるので、たくさんの人に立ち寄ってほしい」とも。
開催時間は10時~21時。インディペンデント作品は鑑賞無料。1日フリーパスポートチケット(当日=3,500円、前売り=3,000円)、2日間フリーパスポートチケット(当日=6,500円、前売り=5,500円)、単館チケット(シネマ203=1,700円、SOUNEコワーキング=1,500円、野外上映=2,000円)。インディペンデント作品は会期中、オンライン配信も行う。
※上映作品名を修正しました(2023年10月5日0時0分)。