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田辺・100種を飲み比べられる「梅酒フェス」 梅酒ツーリズムの呼び水に

「梅酒フェス'23」の開催をアピールする田辺市観光振興課の坂田新菜さん

「梅酒フェス'23」の開催をアピールする田辺市観光振興課の坂田新菜さん

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 「梅酒フェス'23 in 紀州田辺」が11月18日、JR紀伊田辺駅前弁慶広場などで開催される。主催は田辺市と梅酒ツーリズム事業実行委員会。

2023年7月から8月に田辺市の扇ケ浜海水浴場に設置された「梅酒テラス」の様子

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 同実行委員会は、梅酒での乾杯を奨励する「田辺市紀州梅酒による乾杯及び梅干しの普及に関する条例」(梅酒で乾杯条例)の制定から10年を迎え、ワインツーリズムや日本酒の酒蔵巡りなど、酒がテーマの旅が注目されていることを受け、5月に発足。同フェスは、2025年の大阪関西万博開催まで実施する梅酒の旅に関する企画の一環「紀州田辺の梅酒旅」で行う4施策の一つ。そのほか、景観と梅酒を楽しんでもらう期間限定スペース「梅酒テラス」の設置、クラフト梅酒を提供し飲食店などの周遊を促進する企画「梅酒飲み歩き推進」、冊子やSNSでの情報発信を手がける。

 当日は、「梅酒で乾杯セレモニー」で17時に乾杯宣言。「ふるまい梅酒・梅ジュース」では、同広場と熊野本宮大社、龍神温泉、道の駅中辺路、道の駅大塔の5カ所合わせて1000杯の梅酒と梅ジュースを振る舞う。先着500人を対象に30分=1,000円で田辺市を中心とした和歌山の梅酒100種を試飲できる「紀州梅酒100種飲み比べ」を用意。「熟成梅酒」など、3ジャンルで用意した梅酒3銘柄を飲み比べ、熟成の度合などを当てる「利き梅酒」コーナーのほか、ステージではカクテルショーやDJライブなどを行う。

 「年々梅干しの需要が減っていく中で、梅酒への注目は高まっている。梅は田辺の基幹産業。官民一体となって梅酒の魅力を伝え、地域のにぎわいを創出するイベントを広く知ってもらいたい」と田辺市観光振興課の佐向大輝さん。「田辺を、梅酒の聖地、旅の目的地として認識してもらいたい。田辺は熊野古道への玄関口でもあり、ウツボやクエ、シイタケやヒロメなど食材が豊富。駅前には200店もの飲食店が軒を連ねているので、梅酒を始め、地域の美味を存分に味わってもらえる。和歌山はもちろん県外からも、たくさんの人に来てもらいたい」と呼びかける。

 開催時間は11時~19時。参加無料。

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