ホテル「ルートインGrand(グランド)和歌山駅東口」(和歌山市黒田、TEL 050-5211-5773)が6月6日、オープンする。経営は「ルートインジャパン」(東京都品川区)。
今年で50周年を迎える「ルートイン」グループは長野県上田市で創業し、全国でビジネスホテルを展開する。同施設は「ルートイン」344施設目で、県内では橋本市、紀の川市に次ぐ3施設目。「グランド」を冠するハイブランドホテルは県内初、全国10施設目。
JR和歌山駅東口から徒歩4分、阪和自動車道・和歌山ICから自動車で約10分に位置する同ホテル。敷地面積は約1700平方メートルで、駐車場は平面とタワー型立体駐車場を合わせ、84台を用意する。鉄筋コンクリート造りの13階建てで客室232室。大浴場やレストラン、コインランドリーなどの利用状況は、客室のテレビで確認し、混雑緩和を図る。同社によると、総事業費は20億円で、従業員は地域から約80人を新規雇用したという。大浴場(宿泊客のみ利用可)は、加太淡嶋温泉からタンクローリーで温泉水を運搬する。
宿泊料は、シングル1泊=8,000円~、セミダブル=1万2,000円~、ツイン=1万5,000円~、トリプル=2万8,500円~、フォース=3万2,500円~など。87席のレストラン「NAGOMI」は、焼き立てパンやライブキッチンで作りたてを提供する。朝食バイキングは大人=1,500円、小学生=750円。レストランのみの利用にも対応する。
近畿・中国・四国総支配人の柄澤輝幸さんは「グループ3施設目で県庁所在地に出店でき、念願かなった。JR和歌山駅に近い好立地でビジネス客から観光客、スポーツやイベントの利用など幅広い需要を見込んでいる。1泊2食プランや3人、4人部屋、バリアフリーシングルなど、多様なニーズに応えられる」と話す。