
「明和電機」(東京都品川区)のアーティスト・土佐信道社長が1人で47都道府県を巡る「全国47都道府県ひとりコンサート 明和電機★UMEツアー2025」が4月25日、和歌山県民文化会館(和歌山市小松原通1)で開催される。
明和電機は、土佐社長プロデュースによるアート・ユニット。青い作業服を着用し、作品を「製品」、ライブを「製品デモンストレーション」と呼び、「日本の高度経済成長を支えた中小企業」のスタイルでオリジナル楽曲などを披露する。代表「製品」は、音符形の電子楽器「オタマトーン」シリーズ。2000(平成12)年に第3回文化庁メディア芸術祭デジタルアート(インタラクティブ)部門優秀賞、2003(平成15)年にオーストリアのアルスエレクトロニカインタラクティブアート部門準グランプリを受賞した。これまで世界各地で公演を行っている。
1993(平成5)年に信道さんが兄・正道さんと2人組アート・ユニットとして活動を始めた明和電機は、1979(昭和54)年に倒産した父・阪一さん創業の電子部品加工会社の社名を引き継ぐ。現在、会社の事業内容は、製品やグッズの開発・販売、展覧会、音楽会、講演会、教育活動など。
同ツアーは、ドラムやベース、ギターなどの自動演奏機械やロボットダンサーを「UME BOX(ウメボックス)」と呼ぶスーツケースサイズの装置に詰め込み、土佐社長が1人、軽自動車で全国を巡る。
土佐社長は「和歌山の皆さん、お待たせしました。明和電機が初めて和歌山でライブを開催します。さまざまなナンセンスマシーンを引き連れて参ります。最初から最後まで面白いこと間違いなしのライブをお楽しみください(原文ママ)」と呼びかける。
18時開場。18時30分開演。チケットは、一般=2,000円、小学生以下=1,000円。「イープラス」で販売する。