
約100匹のこいのぼりを飾る恒例行事「こいのぼりの丹生川渡し」が4月13日、九度山町の丹生橋近くで始まった。
川幅100メートルほどの河原に立てた支柱にロープを渡し約100匹のこいのぼりを飾る同地域の風物詩。1986(昭和61)年から始まり今年で40回目。九度山町商工会青年部が子どもたちの健やかな成長を願い、毎年4月初旬に設置する。商工会青年部によると、近隣市町村や他府県からもこいのぼりの寄贈があるという。
今年も九度山小学校の新入生と卒業生30人ほどが将来の夢などを書いた特別こいのぼりを設置。白無地のこいのぼりにアクリル絵の具で色とりどりの手形を押した。丹生橋近くの道路沿いには今年生まれた子どもたちの名前を書いた「誕生旗」を掲げ、子どもたちの成長を祈願している。
青年部の横手久枝部長は「私たちが子どもの頃から続いている恒例行事。地域の人たちも春の風物詩として楽しみにしている。部員6人と商工会会員やスタッフで力を合わせて設置している」と話す。「5月4日・5日に開かれる『真田まつり』と併せ、こいのぼりが泳ぐ丹生川の眺めも楽しんでほしい」と呼びかける。
5月5日まで。