和歌山・貴志川町のイチゴ狩り農園盛況-外国人観光客の姿も

赤く色づき食べごろを迎えた「まりひめ」

赤く色づき食べごろを迎えた「まりひめ」

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 ネコの「たま駅長」で知られる和歌山電鉄貴志駅近くの「貴志川観光いちご狩り園」(紀の川市貴志川町神戸、TEL 0736-64-7212)で2月1日、イチゴ狩りが始まった。経営は地元商工会と市で組織する「貴志川観光いちご狩り協会」。

畑に囲まれた土地にビニールハウスが立ち並ぶ

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 約40年前から始まった同園は毎年2月~5月下旬にかけてイチゴ狩りを開催しており、期間中、約2万人の観光客が訪れる。3000平方メートルの土地にビニールハウス12棟が並ぶ。和歌山オリジナル品種の「まりひめ」と酸味と甘味のバランスが取れた「さちのか」、甘味・酸味とともにコクのある「紅ほっぺ」の3種を栽培する。 

 出荷は一切行わずイチゴ狩り専門で、多くのイチゴ農園で行ってている時間制限は設けない。持ち帰り不可。4月18日までは予約を受け付けるが、同19日以降は先着順となるため春休みとゴールデンウィークには早朝から長蛇の列ができるという。入場者数は、その日のイチゴの出来や量によって調整するが約1000人。

 観光農園を運営するエコリアル社長の小日向浩さんは「独自の技術で微生物を使った肥料で土作りをしている。運営は今年で5年になるがイチゴの味は年々良くなっている。まりひめは糖度計では18度だった」と話す。「これからの季節は桃や桜の花も見頃を迎えるので遊びに来てほしい」とも。

 和歌山市内から来た夫婦は、カップいっぱいにイチゴを入れながら「去年も来ておいしかったので今年も来た。この時期はまだ来園者が少なくゆっくり食べられる」と笑顔を見せていた。

 営業時間は9時~15時(14時受け付け終了)。大人=1,500円、小学生=1,000円、幼児=700円。5月下旬まで。

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