和歌山県庁の職員食堂(和歌山市小松原通1、TEL 073-432-4111)が3月31日、事業者撤退に伴い一時閉店する。床面積は300平方メートルで、席数は102席。
北別館が建設された1966(昭和41)年に開業し、県庁職員だけでなく地域住民にも利用されてきた。開業当初から約50年にわたって委託してきた南陽食品が撤退を決めたため、一時閉店することになったという。
2014年7月には500円で食べ放題になる「ランチバイキング」が始まり、地元メディアが取り上げるなど話題になった。食堂を訪れ、バイキングを食べた和歌山市在住の山本真司さんは「カレーやハンバーグなどボリュームあるおかずが500円なのはうれしかった。普段入ることのない庁舎の雰囲気も楽しめるので、食堂再開を楽しみにしている」と期待を寄せる。
営業再開を目指し、県庁総務部総務管理局管財課は次の出店者を募集している。担当者は「ランチタイムだけでなく、最大で8時から20時まで営業できる。出店する事業者によっては、県庁内でモーニングや夕食の提供が始まるかもしれない」と今後の見通しを話す。
営業時間は開庁日の11時~14時。