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和歌山・玉林園の「グリーンソフト」、ぶらくり丁で復活販売

ぶらくり丁商店街に復活した、和歌山県民のソウルフード「玉林園グリーンソフト」

ぶらくり丁商店街に復活した、和歌山県民のソウルフード「玉林園グリーンソフト」

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 和歌山・ぶらくり丁にある食堂「ぶらくりきっちん」(和歌山市米屋町、TEL 073-488-5225)が2月23日、玉林園(出島)の抹茶ソフトクリーム「グリーンソフト」の販売を始めた。

スーパーやコンビニエンスストア、通販で購入できるハードタイプのグリーンソフト

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 「グリーンソフト」は、1854(安政元)年から茶葉の製造販売を手掛ける「玉林園」が1958年に開発した抹茶入りソフトクリーム。同社では、厳選した抹茶を石臼でひくなど材料にもこだわり、「あと味さっぱり、甘さ控えめ」に仕上げているという。

 同社が経営する店舗「グリーンコーナー」では、その場で食べるやわらかい「ソフト」と、持ち帰り用に冷凍された「ハード」の2種類が販売されている。持ち帰り用は地元スーパーやコンビニエンスストア、通信販売にも対応する。 

 グリーンソフトは和歌山県民のソウルフードとも呼ばれ、テレビメディアでは「県民の好物」「和歌山の味」として紹介されている。 

 1962年から約50年間、ぶらくり丁にあった同社本店併設の店舗で「グリーンソフト」を販売し、県民に親しまれてきたが、2012年12月の本社移転に伴う閉店以降、同商店街では販売店がないままとなっていた。

 本店近くに店を構える「ぶらくりきっちん」の店主が「子どものころの思い出の味を、もう一度ぶらくり丁で食べられるようにしたい」と、「ソフトタイプ」が作れるソフトクリーム機の導入を決意。玉林園のサポートを受け、同商店街での復活販売が実現した。客の評判も上々で、同エリアのイベント日には1日50個以上が売れたという。

 店主は「ソフトクリームを巻くのは意外と難しい。練習中」とほほ笑む。「夏はかき氷にグリーンソフトを合わせるなど、新しいメニューの開発にも取り組みたい」と意気込む。

 営業時間は11時~20時、日曜のみ16時ラストオーダー。

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