和歌山県は5月26日、SNSサービス「Instagram(インスタグラム)」の公式アカウントを取得し、画像や動画の投稿を始めた。
和歌山県の観光をテーマにしたアカウントで一番人気を博した「円月島の夕陽」
インスタグラムは2012年、米Facebook(フェイスブック)に買収された写真や動画を共有する無料SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)。県によると、2014年に世界で最も利用者数を増やしたSNSであり、全インターネットユーザーの20%が利用しているという。
県情報政策課の田中一也課長は「和歌山には美しい景観がたくさんあり、写真に特化したインスタグラムとの親和性は高いと判断した」と導入の経緯を話す。海外からの観光客が増加していることにも触れ、「写真は言語の壁がなく、全世界に伝えることができるのも魅力。多くの人に和歌山の写真を見てもらい、『この場所に行きたい』と思ってもらえるようになれば」と意気込む。
発信するテーマは4つで、それぞれにアカウントを開設した。観光をテーマにする「和みわかやま(nagomi_wakayama_tourism)」、食の「おいしい!健康わかやま(oishii_delicious_wakayama)」、国体PRの「紀の国わかやま国体・大会 きいちゃん(kiichan_2015)」、移住推進の「田舎暮らし応援県わかやま(wa_inakagurashi)」で、アカウントごとに担当の課が割り振られている。
国体PRを担当する県総務企画課の山本悠さんは「きいちゃんが県内各地を回ってPRしている様子を楽しく発信していきたい」と笑顔を見せる。
今後の展開について、田中課長は「一般参加者によるテーマ別の写真投稿キャンペーンを予定している。多くの人を巻き込みながら運営していきたい」と話す。