買う

和歌山・築港に古書店「紀国堂」 在庫4000冊、貴重な郷土資料も

「和歌山市駅人力車組合」の法被を着た溝端さん

「和歌山市駅人力車組合」の法被を着た溝端さん

  • 20

  •  

 和歌山市の築港郵便局近くの喫茶店「水茶都(みさと)」2階に5月1日、古書店「古書肆(しょし)紀国堂」(和歌山市築港、TEL 073-499-8039)がオープンした。

貴重な和歌山の郷土資料を数多く取り揃える

 店主の溝端佳則さん(56)は今年3月に県職員を早期退職し、学生時代からの夢だった古書店をオープンした。店名は「元禄世間咄風聞集」(岩波文庫)で和歌山を「紀国様」と表記したことにちなんでいる。

[広告]

 店内には約4000冊の古書を並べ、和歌山の郷土資料が約半数を占める。郷土資料は、溝端さんが学生時代によく通っていたという市内の古書店「吉井書店」(すでに閉店)から引き継いだ物や、地元民から譲り受けた物という。

 溝端さんは「古書店がないと、民家から出てくる郷土資料などはどんどん処分されていく運命にある。当店がそれを食い止める一助になれば」と話す。

 和歌山の名所を写した古い絵はがき約1万5000枚もファイリング展示し、自由に閲覧できる。「明治、大正、昭和など、貴重な和歌山の風景を見ていただける。地域の歴史や文化に興味のある方は、ぜひ一度見に来てほしい」と呼び掛ける。

 営業時間は10時~19時。月曜、第2・第4日曜定休。

Stay at Home