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和歌山市民図書館「友の会」が季刊誌創刊 ボランティアが図書館業務の啓発活動

現在配布されている、「図書館手帖 第1号」

現在配布されている、「図書館手帖 第1号」

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 「和歌山市民図書館友の会」が無料冊子「図書館手帖」を創刊して1カ月がたった。

「和歌山市民図書館友の会」のメンバーが作成した面展台

 「図書館友の会」は全国各地の図書館の支援を目的に活動するボランティア団体。昨年6月に和歌山市民図書館(和歌山市湊本町3)に友の会が県内で初めて結成された。

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 会員数は約20人で30~40代が中心。日頃はインターネット上のグループで情報共有とディスカッションを行い、これまでに図書館業務の体験としてブックカバー付けや書籍の修復作業、面展台の作成、啓発活動として冊子の作成やイベントへの出展などの活動を行ってきた。

 会長の中西真生さんは「図書館には貸し出し業務以外に二つの重要な役割がある。一つはアーカイブ。公立図書館は各地域の郷土資料を保管する。ほかにもあらゆる資料を全国の図書館で分担し、網羅するように保管している。和歌山市民図書館は移民資料を収集・保管している」と話す。

 同冊子の見開きの特集は「和歌山市民図書館の『お宝』移民資料室へ行ってみよう」。全国の公立図書館で唯一の資料室には約1万点の移民に関する資料をそろえる。同会では事前に勉強会を開き、特集記事を作成した。

 「もう一つの重要な役割がレファレンス。学習・研究・調査のために資料の要求があれば、検索し提供する。そのため図書の分類には独自のルールがあり、書店と比べ利用者には分かりづらい配置になっている。最近は図書館を巡る議論が活発だが、本を借りる施設としてだけでなく、図書館の業務を正しく理解してその在り方を考えるきっかけを作っていきたい」と話す。

 A5サイズ8ページ。発行は年4回を予定する。同会では今後、図書館でのブラウジングツアーや謎解きゲームを企画していくという。

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