南海和歌山市駅前にあるバー「device space HERON(ヘロン)」(和歌山市屏風丁、TEL 073-427-5550)が1月20日、7周年を迎えた。
店主の山本暢哉(のぶや)さんは、41歳のとき「音楽に満ちたバーを開きたい」と思い立ち、和歌山市駅近くで開業。その翌年、ライブ演奏が可能な地下の物件が見つかったため移転し、店名を「ヘロン」に変更した。内装は、友人の鉄職人と流木作家のコラボによるものだという。
通常のバー営業では、約2,000枚のCDから山本さんがBGMを選曲。不定期ながら月1回程度、ライブイベントも開いている。「県内はもちろん、これまで東京・大阪ほか各地のアーティストにも多数出演いただいた。海外のミュージシャンをブッキングしたこともある」(山本さん)。
2月22日には7周年記念ライブイベントを開催する。出演アーティストは、東京で活動するカリプソ系バンド「CaSSETTE CON-LOS(カセットコンロス)」。19時開場、20時開演。チャージ無料。
当日はフードメニューとして、「Restaurant GO GO kitchen」(小松原通)が総菜を、音楽イベント「お還りなさい」のメンバーたちがタイカレーを提供するほか、市内を拠点にアクセサリー制作を行う彩香さんの作品販売も予定する。
通常メニューは、ビールやスコッチウイスキー、バーボンウイスキー(以上600円~)。料理は、オードブル盛り合わせ(500円~)、おまかせパスタ(900円~)などを提供する。チャージは無料だが、例外としてカウンター席でノンアルコールオーダーのみの男性客はチャージ料1,000円。客単価は2,000円~4,000円。
今後の抱負について、山本さんは「長年、もっさい格好でカウンターに立っていたが、今年は50歳を迎える節目の年。心機一転、髪を短くしてちょうネクタイ姿にイメチェンしたところ、常連客はひとしきり笑いながらも好評をいただいた。これからは、大人がくつろげるバーとして文化的な空間をつくっていきたい」と話す。「ライブイベントでは地元のアマチュアバンドにももっと利用してもらい、和歌山の音楽シーン活性化につなげていければ」とも。
営業時間は18時~翌3時。