和歌山・紀三井寺公園陸上競技場(和歌山市毛見)で4月22日、関西サッカーリーグ1部の「アルテリーヴォ和歌山」が第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会の第1戦を迎える。
「和歌山からJリーグチームを」を合い言葉にアマチュアの最高峰「日本フットボールリーグ(JFL)」へ昇格を目指す同チームは11年目を迎えた。現在の所属選手は、今シーズン新たに加わった7人を含む26人。昨年は関西サッカーリーグ2連覇を果たした。
同大会は1921年に始まった日本選手権大会で、Jリーグ、JリーグYBCルヴァンカップと並ぶ、国内3大タイトルの一つ。同チームの出場は9年連続。
初戦の対戦チーム「FCマルヤス岡崎(愛知県)」は「マルヤス工業」のサッカー部が前身。2014年にJFL初参戦し、天皇杯出場は2003年、2015年に続き3度目。
監督3年目の坂元要介さんは「FCマルヤス岡崎は個人能力が高く、空中戦に強いチーム。アルテリーヴォは判断力も含めスピードでは負けないので、ゲームの中でチームの良さをしっかり出したい」と意気込む。
初戦に勝利したチームは昨年のJリーグチャンピオンシップ王者「鹿島アントラーズ」と対戦する。
坂元監督は「格上との真剣勝負でしか得られない経験があり、選手もモチベーションも上がる。アルテリーヴォの選手たちは『サッカーをしたい』という一念で、仕事をしながら必死にプレーしている。試合中も絶対に諦めない。これまで試合を見たことがない人も、彼らの気迫を肌で感じてほしい」と呼び掛ける。
13時キックオフ。チケットは、前売り自由席一般=1,000円、高校生=800円、小中学生=500円。当日自由席一般=1,500円、高校生=1,000円、小中学生=800円。