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観光列車「ウエストエクスプレス銀河」紀南コースの受付開始 夜食に和歌山ラーメンも

7月16日から京都~新宮を走る「ウエストエクスプレス銀河」

7月16日から京都~新宮を走る「ウエストエクスプレス銀河」

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 観光特急列車「WEST EXPRESS(ウエストエクスプレス) 銀河」紀南コースの申し込み受付が5月14日、「日本旅行」(東京都)で始まった。

1号車「ファーストシート」

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 同列車は、停車駅や車内で特産品の販売や伝統芸能の披露などを行う観光列車。JR西日本エリアを宇宙、各地域を星に見立て、「銀河」と名付けられた。117系を改造した6両編成で「多様性」「カジュアル」「くつろぎ」をキーワードに、1両ごとに異なる座席を配置する。2020年9月11日に運行開始し、これまで京都・大阪~出雲、大阪~下関を運行してきた。

 紀南コースは、京都発新宮行きの夜行列車と新宮発京都行きの昼行列車を週2往復程度、上下合わせて84本を運行する。期間は7月16日~12月22日。全席指定。定員は85人だが、当面の間、4割減の54人で運行する。

 夜行停車駅の和歌山駅では夜食に中華そば店「まる豊」(和歌山市黒田2)の和歌山ラーメンを提供。串本駅ではジオガイドが案内する橋杭岩鑑賞と海をテーマにした「漁師の朝ごはん」を提供するほか、紀伊勝浦駅では「那智の扇祭り」の大松明(たいまつ)の展示、新宮駅では地酒の振る舞いを行う。

 昼行停車駅の新宮駅では銀河オリジナルのじゃばらドリンクの販売、地元飲食店の弁当の提供。太地駅ではくじらの竜田揚げの振る舞い、串本駅では生カツオの刺し身を提供する。周参見駅では隣接する津波避難タワーの見学や銀河をイメージしたオリジナルコーヒーの販売、ホテルや旅館の弁当を提供する。

 乗客には新宮~周参見駅エリアの7市町村の各種施設で、来年7月まで特典や割引きが受けられる「紀南×銀河パスポート」やオリジナルクリアファイルなどをプレゼントする。

 JR西日本の上段貴司和歌山営業部長は「和歌山には歴史・文化があり、観光資源が豊富。紀南エリアは絶景ポイントが多く、特に海岸と線路が並走し、障害物なく太平洋を一望できる王子ヶ浜の景色は一見の価値がある」と話す。「地元の人たちと共に、その土地ならではのおもてなしを用意し、ゆったりと楽しんでいただける列車の旅を提供したい。紀南エリアに再び足を運ぶきっかけになれば」とも。

 価格は、宿泊施設の利用とセットで2万6,800円~。「日本旅行」ウェブサイトで受け付ける(申し込み多数の場合は抽選)。

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