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和歌山市加太で映画祭-野外や空き家で上映、前売り発売迫る

昨年の様子。野外上映の様子

昨年の様子。野外上映の様子

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 9月20日・21日の2日間、和歌山市加太(かだ)で開催される「Kisssh-Kissssssh(きしゅーきしゅー)映画祭」の前売りチケットが8月4日から販売される。

会場となる加太の街の夕暮れ

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 昨年スタートした同映画祭は、「穏やかな波の音が聞こえるような場所で、映画を見られたら最高じゃないか」という会話がきっかけで、前回は約1,100人の来場者を集めた。

 昼間は、加太に点在する空き家や倉庫、自治会館などで、100作品の応募の中からコンペティションで選ばれた自主制作映画10作品を中心に上映する。招待作品として、若手音楽アーティストと映画監督のコラボイベント「MOOSIC LAB」(ムージックラボ)、シンガポールの映画配信サイト「viddsee」(ヴィドシー)、「田辺・弁慶映画祭」の作品も披露。

 夜間はメイン会場の加太北の浜公園(通称=くじら公園)で、「波音を聞きながら見たい映画」というテーマで選定した5作品を野外上映する。上映作品は、フランスで話題になったギヨーム・ブラック監督のデビュー作「女っ気なし」と「遭難者」、今泉力哉監督の「サッドティー」など。

 開催場所の加太は、和歌山市の北西沿岸に位置する漁業町で、最寄り駅は南海電気鉄道加太線の終着駅・加太駅。映画祭を通して加太の町を歩く機会を提供し、地域の魅力を再発見することを目的の一つに掲げる。同映画祭では、加太の文化を伝える展示コーナーも設置する。

 同映画祭実行委員の大下直人さんは「昨年度以上に多くの人に加太を知ってもらい、映画文化を楽しんでもらいたい」と意気込む。「特にコンペティション部門では、昨年に比べて応募数が大幅に増え、さらにクオリティーの高い作品が楽しめると思う。今年は『田辺・弁慶映画祭』や東南アジアの短編映画を紹介するプラットホーム『viddsee』などとの連携もあり、より映画を楽しめる催しになっている」とも。

 開催時間は10時~22時。チケットは2日券が4,000円、1日券が2,500円。前売り券は2日券3,600円、1日券2,300円。

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