コガタペンギンのひなの公開が6月6日、アドベンチャーワールド(白浜町堅田)で始まった。
飼育員の手に乗るコガタペンギンのひな(2026年5月29日撮影、写真提供=アドベンチャーワールド)
コガタペンギンは全長30~45センチの世界最小のペンギン。オーストラリアやニュージーランドに生息し、コビトペンギン、フェアリーペンギン、リトルペンギンとも呼ばれる。国内の飼育施設は4施設のみ。同園には雄3羽、雌2羽、ひな1羽の計6羽がいる。
ひなは5月29日生まれ。同園で飼育する雌雄の間に生まれた。出生時の体重は37.2グラム。6月9日時点の体重は124.3グラムで、現在は人工育雛(いくすう)を行う。性別は不明で1年後をめどにDNAによる雌雄判定を予定する。成長の様子は動画配信サイトで24時間配信している。
同園は8種約500羽のペンギンを飼育。コガタペンギンの繁殖成功は初めて。これにより8種全ての繁殖に成功した。
アニマルエデュテインメント部マリン課の山内博勝さんによると、有精卵が育たなかったケースはこれまで3例あったという。今回は、コガタペンギンを飼育する他施設と情報共有し、ふ卵器の温度や湿度などの設定を見直したという。
山内さんは「ペンギンのひなはどの種も全身が『綿羽(めんう)』と呼ばれるふわふわした羽毛で覆われている。コガタペンギンのひなは野生下では巣穴や岩陰などに隠れて成長するので黒っぽい羽毛が特徴」と話す。「ひなは小さいが日々驚くほどのスピードで成長しているので、動画で日々の変化を見てほしい。順調に成長すれば、魚食開始やプールでの遊泳練習など、さまざまな成長のステップを迎える。これからもひなの成長を一緒に見守りながら、当園を訪れ、懸命に成長する姿を見てもらえたら」とも。
公開時間は開園~17時。園内ペンギンベース1階で公開する。