和歌山公園動物園で恒例「ヒツジの毛刈り」 バリカン新調で時間短縮

3時間でスッキリしたヒツジたち

3時間でスッキリしたヒツジたち

  • 0

  •  

 和歌山公園動物園(和歌山市一番丁)で5月13日、毎年恒例のヒツジの毛刈りが行われた。

毛刈り前のヒツジたち

[広告]

 同園のヒツジはメス3頭。品種改良で毛が生え変わらないヒツジたちが涼しく健康に過ごせるように毎年行われている。今年は例年より約2週間遅れての毛刈りとなった。

 毛刈りを行ったのは、飼育員5人と市民ボランティア「わかやまフレンZOOガイド」のメンバーたち。逃げるヒツジを捕まえながら順番に刈り上げていった。昨年はバリカンの不調で、ハサミで2時間以上かけてようやく1頭刈れるくらいだったが、今年はバリカンを新調。3時間で3頭すべての毛刈りを完了し、すっきりしたいでたちとなった。

 居合わせた来園者の中には毛刈りが終わるたびに「涼しくなってよかったね」とヒツジたちに声をかける人も。1番大きなヒツジからは約4.5キロの羊毛が刈り取られた。

 飼育員の森敏充さんは「昨年より毛刈り時期が遅くなり、ヒツジたちには申し訳なかったが、ようやく涼しく過ごせるように毛刈りできてよかった。元気に夏を乗りきってほしい」と話す。

 刈り取られた羊毛は今後、「わかやまフレンZOOガイド」のメンバーがイベント時の展示やワークショップなどに活用する予定という。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース