和歌山公園動物園で12月28日、動物園長のベニーが仕事納めで冬眠に入った。ベニーは1994年に来園した雌のツキノワグマで、推定年齢22歳。体長は約1.4メートル、体重は約100キロ。例年1月中旬から3月中旬までわらを敷いた寝室で2日に1回、サツマイモや食パン、バナナ、ゆでた卵黄などを食べながら暖かくなるのを待つベニー。「今年は暖冬傾向だが、22歳と高齢になってきたので例年より早く冬眠させることにした」と和歌山城整備企画課の柳雄介さん。「園長就任依以来、100周年事業をはじめとした公務の疲れを癒やしてほしい。3月まで園長不在となるが、動物園は年中無休で開園しているので、ほかの動物たちにも会いに来て」とも。来年3月下旬、桜の開花のころまで冬眠予定。