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カルビーがポテトチップス「はちみつ南高梅味」販売へ 和歌山県とコラボ開発

ポテトチップス 和歌山の味『はちみつ×南高梅味』

ポテトチップス 和歌山の味『はちみつ×南高梅味』

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 菓子メーカー「カルビー」(東京都)が2月19日、期間限定商品「ポテトチップス 和歌山の味『はちみつ×南高梅味』」の販売を始めた。

「梅一番井口」の「黄金漬」

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 47都府県の「地元ならではの味」を開発する「ラブジャパン」プロジェクトを展開する同社。全国の地方公共団体や企業と協力して商品開発を行い、2017年度は3回に分けて販売する。同商品はシリーズ第3弾。

 「はちみつ梅」は、塩のみで漬けた白干しウメにハチミツを加えた梅干し。みなべ町うめ課によると、1980(昭和55)年に「梅一番井口」(日高郡みなべ町西本庄)が開発、商品化したという。

 「梅一番井口」の岩本泰幸さんは「梅干しはしょっぱい、酸っぱい印象が強いので誰もが食べやすい味にするため、カツオ梅のように味付けした新商品開発に取り組んでいた。ミツバチで受粉させる梅農家をヒントにハチミツ味の甘い梅干しを開発したが、当時は甘い梅干しは珍しく、ハチミツが高価だったこともあり、受け入れられるのに時間がかかった」と話す。現在では同社の通販の売り上げの大部分がはちみつ南高梅「黄金漬(こがねづけ)」が占めるほどの人気商品になったという。

 ポテトチップスの商品開発ワークショップに参加した県職員の仮谷弥生さんは「ウメの産地なので梅干し味はすぐに思い浮かんだが、梅味は定番なのでハチミツ漬けという意見が出た。『はちみつ梅にさらにハチミツをかけて食べる』という話がカルビーの開発者の目にとまり、最終候補になった。試食会では甘塩っぱさが新鮮でおいしく、評判がよかった」と話す。

 価格は55グラム入り=120円前後。3月下旬までの期間限定商品。販売は近畿エリアのコンビニやスーパーなどで行う。

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