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和歌山城近く「長屋門」で一日限りのアート展 畳の上でゆったり作品鑑賞

昨年7月に移築が完了した「旧大村家住宅長屋門」

昨年7月に移築が完了した「旧大村家住宅長屋門」

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 和歌山城近くの岡公園内にある「旧大村家住宅長屋門」(和歌山市岡山丁)で4月22日、アート展「長屋門のむこう側」が開催される。主催はアーティストのサポート・プロデュースを行う「Wired Agent inc.(ワイヤード・エージェント)」。

紀三井寺を描いた濱田キヨハルさんの作品

 長屋門は、和歌山城西側の東坂ノ上丁にあった紀州藩士大村家の長屋門として江戸時代末期に建設。門と長屋が一体になった造りで、1897(明治30)年に白樫家が現在の堀止東に移築した。その後、所有者が替わりながら門や住まいとして使われていたが、県が建物保存のために岡公園内への移築を決め、昨年7月に移築が完了。今年3月に県指定有形文化財に指定された。市は歴史的資料の展示スペースとして無料開放するほか、市民にイベントスペースとして貸し出している。

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 同展は、絵画など7人のアーティストの作品計28点を展示。当日は6人が在廊し、作品の解説などを行う。参加アーティストは、書道や篆刻(てんこく)の尾原葉香さん、ワイヤーアートのキタナカアツシさん、日本画の北村瑞枝さん、「ポンちえ」の濱田キヨハルさん、筆を使わないで絵を描く高辻賢一さん、ペーパークラフトの「STUDIO HEAVEN」さん、サンフランシスコで活動し漆を使った絵を描くYoshi Hayashiさん。

 同展担当者は「アーティストの作品展示と言えばギャラリーが多いが、開放的な場所で行うことで普段あまりアートに関心のない人にも気軽に足を運んでほしい。歴史があり趣のある長屋門に合う作品展示を行えたら面白い。小さな子どもも楽しめる作品も用意したので、畳の上に座って、肩肘張らずゆっくり気軽に作品を楽しんでもらえれば」と話す。

 開催時間は10時~16時30分。入場無料。