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「わかやま楽落会」が発足10周年記念寄席 子ども落語家が高座で演目披露も

楽落会の寄席の様子

楽落会の寄席の様子

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 「わかやま楽落会10周年記念寄席」が11月3日、和歌山県立図書館メディアアートホール(和歌山市西高松)で開催される。

楽落会事務局長の池田信義さん(左)と代表の栗本哲志さん

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 同会は、落語を中心とした笑い文化の研究・発表、交流などの活動を行う市民団体。高齢者や障がい者に笑いを提供したいと10人のメンバーが2008年に結成した。現在のメンバーは、幼稚園児から60代まで約35人。月2回の練習のほか、高齢者施設や旧中筋家住宅などで年間約50回寄席を開き、落語ワークショップ、出前授業、文化講座なども行っている。2016年と2017年には和歌山大学観光学部准教授の木川剛志さんと短編映画の制作を行った。

 当日はメンバーが落語やこばなし、音楽漫談、マジック、三味線演奏などを披露。2016年宮崎県で開催された「ひむかの国こども落語全国大会」で最優秀賞に輝いた「甘辛亭ちきん」さん(小学5年生)や2015年同大会で優秀賞を受賞した「勇気出し亭うな晴」さん(中学2年生)、昨年「大阪くらしの今昔館子ども落語大会」で優勝した「ぴょんぴょん亭うさぎ」さん(小学6年生)など、実力派ぞろいの子ども落語家も高座に上がり演目を披露する。

 同団体代表の栗本哲志さんは「始まった当時は大人ばかりだったが、だんだん子どもが増えてきた。子どもたちは互いに競い合いながら熱心に練習していて、今では大人より上手」とほほ笑む。「最初は引っ込み思案だった子が、回を重ねるごとに自信をつけて成長する姿を見てきた。いろんな世代の人たちに興味を持ってもらい、子どもの参加ももっと増やしたい。これからもたくさんの人に笑いを届けていきたい」とも。

 開催時間は10時~16時。定員は先着100人。入場無料。

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