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和歌山・紀三井寺で「しまい観音」 恒例の「大根炊き」で無病息災願う

しまい観音でにぎわう境内

しまい観音でにぎわう境内

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 厄よけ開運を願う恒例の「大根炊き」が「しまい観音」の12月18日、紀三井寺(和歌山市紀三井寺)で行われた。

「布引大根」と油揚げの煮物

 毎月18日は観世音菩薩の縁日で、1年で最後の縁日をしまい観音と呼ぶ。同寺では、2001年から無業息災や厄よけ、開運を願い「大根炊き」を行う。同地域特産の「布引(ぬのひき)大根」約250本を大鍋で煮こみ、参拝客らに振る舞った。

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 前田泰道住職は「大根は召し上がる皆さんの健康を祈念して、心を込めて切って大鍋で一晩煮込んだ。『大根役者』の語源は『当たらない』ことにかけているとも言われるように、体に良いので健やかに新しい年を迎えていただきたい」と話す。

 同寺は、「総漆金箔張り・木像の立像では日本最大」(前田住職)というの大千手十一面観音像を安置。長い石段を登った参拝客たちは観音像に手を合わせ、熱々の大根を味わっていた。

 広川町から訪れた女性は「大根は柔らかく、味が良く染みていて、体がポカポカなった」と話す。「俳句の先生に教えてもらって初めて来た。大根を味わって句のヒントも浮かんだ。来て良かった」と笑顔を見せていた。